Brand Communication System

Brand Communication System

個人とブランドが、
対等で信頼し合える関係を築く

Background

ライフスタイルへの共感から、ビジョンへの信頼へ

かつて物が不足していた時代、
百貨店の紙袋がその象徴であったように、
物の品質に対する「安心」が
ブランド力の源泉でした。
ブランド力の源泉は
時代とともに移ろいゆきます。
ラグジュアリーブランドや
カリスマ店員への「憧れ」の時代。
ものからコトへと表現されるように、
近年はライフスタイルへの
「共感」の時代といえます。
そして、コロナ禍を経て
時代はさらに変化していきます。
ブランドが提案する
ライフスタイルだけでなく、
会社のビジョン・価値観そのものが
「信頼」に足るか
問われる時代になりつつあります。
さらに、伝え方もリアルの場だけでなく、
デジタル上のコミュニケーションの重要性も
加速度的に増しています。

Concept

ブランディングとは、総力戦である

これまでの時代背景を踏まえ、
これからの時代に必要とされる
コミュニケーションツールとは
どういうものか?
信頼の源泉となる
「理解」への解像度を上げ、
オンライン・オフラインの垣根なく
顧客を統合的に把握し、
すべてのタッチポイントで
顧客のコンディションに適合する、
整合性の取れたコミュニケーションを
展開すること。
Synergy!BCSは、
ブランディングを支援するための
CRM×MAが実現できる
クラウドサービスです。

00

Outline

Synergy!BCSの概要

Synergy!BCS とは、ブランド理解を基点として、顧客ごとに最適なコミュニケーションを実現するクラウドサービスです。

商品や Web ページ、体験など、顧客が触れることができる自社のコンテンツを、” 何を伝えたいのか” によって「プロダクト」「ライフスタイル」「ビジョン」の 3 つのカテゴリに分類。

顧客がどのカテゴリのコンテンツに触れたかというデータをもとに、自社のブランドに対する理解度を数値化することができます。

Synergy!BCS を活用することで、

  • ①顧客を理解するための行動データ統合
  • ②理解度を測定するためのスコアリング
  • ③スコアや各種行動に基づく適切なコミュニケーション

が実現し、顧客との適切なブランディングコミュニケーションが可能になり、「アンバサダー」となってくれるようないい顧客の発見につながります。

システム概念図

システム概念図 行動 DB 集計・計算 DB 連携 オンラインの行動データ マイページ 送客・接客 スコアランクバッジイベント設定ポイントオファー シナリオ配信スポット配信コンテンツ設定メッセージング 顧客 DB オフラインの行動データ ID で総合

01

Scoring

顧客のコンディションを把握

顧客の行動を数値化して
ブランド理解度を可視化

顧客は企業に対して、「プロダクトが好き」「自分のライフスタイルに合う」「企業のビジョンに共感する」等、様々な角度から理解し、評価を積み重ねていきますが、その理解度や評価、興味関心は顧客ごとに異なります。顧客ごとの興味関心や理解度の違いを把握せずに行う企業の一方的なコミュニケーションは、伝えたいことが正しく伝わらないだけでなく、不快感を与えかねません。

Synergy!BCSでは、スコアリング機能を利用することで、顧客ひとりひとりのブランド理解度を可視化するために、「プロダクト(商品)」「ライフスタイル(ブランドの世界観)」「ビジョン(企業のスタンス)」の3つのカテゴリで顧客の理解度をスコア化。顧客が体験行動(Web 閲覧、購入、SNS での活動など)を行うたびに、定義したカテゴリへスコアを付与し、顧客のコンディションの把握を実現します。

ブランド理解を可視化する3つのカテゴリ

ProductLifestyleVision
商品及びそれに付随する
ストーリーや製造背景
ブランドが醸し出す世界観やコンセプト ブランドやその運営会社が持つ
思想や価値観、ビジョン

Aさんの場合

Web閲覧商品購入来店
Lifestyle
3pt
Vision
5pt
Product
8pt
Lifestyle
1pt
Vision
1pt
Lifestyle
5pt

顧客の体験行動をスコア化

 

Product

Lifestyle

Vision

Total

Web閲覧

 3pt5pt8pt

商品購入

8pt1pt1pt10pt

来店

 5pt 5pt
Aさんの獲得スコア23pt

02

Communication

伝えるべきことを正しく伝える

顧客の行動やタイミングに
合わせたコミュニケーション

顧客が企業に対して、興味関心があるとき/興味が薄れてきたとき、ブランドをより深く知りたいとき/まだ認知したばかりのときなど、接触タイミングは人によって違います。企業が伝えたい内容は同じでも、接触タイミングによっては、コンテンツの顧客への伝わり方や受け取り方に差がでます。

Synergy!BCSでは、シナリオメール機能を利用することで、ブランド理解度や、特定の行動(購入や来店、Web閲覧、メールクリックなど)をトリガーにした、顧客のコンディションやタイミングに合ったコンテンツを自動で送信することで、企業と顧客とのオンリーワンのコミュニケーションを実現いたします。

顧客の行動やタイミングに合わせたメール配信によるコミュニケーション

ECサイトにて
商品Aを閲覧

next

1日後にメール送信

next

メール開封後に
商品Aを購入

next

3日後にメール送信

next

半年後にメール送信

 配信対象(トリガー)配信日メール件名
No.01商品Aページを初めて閲覧した顧客閲覧日の1日後商品Aの誕生物語と、使い方のご紹介
No.03No.1メールを開封後に商品Aを購入した顧客購入日の3日後ご購入の御礼と、メンテナンス方法のご案内
No.03商品Aを購入した顧客購入日の半年後商品Aをお使いのうえでお困りごとはありませんか?
BCS画面
BCS画面
BCS画面
BCS画面
BCS画面

03

Acknowledge

顧客に感謝を伝える

顧客の行動を把握し、感謝を
伝えることで関係性を強化

リアルの店舗などの場合、顧客に対して、「お買い求めいただいたこの商品、私も使ってます!」や「よくそのような情報をご存知ですね、いつもありがとうございます!」など感謝の気持ちをタイミングよく直接伝えることができます。企業が渾身の力を込めて作った製品やコンテンツに反応し、アクションをしてくれる顧客こそ大切にすべき顧客です。

Synergy!BCS では、バッジ付与機能を利用することで、アクションしてもらいたい顧客の行動を設定(特定商品の購入、特定記事の閲覧など)し、その行動をしてくれた顧客に対しバッジを付与することで行動への感謝を伝えたり、イベント機能を利用することでブランドを深く理解してくれている顧客に対して個別オファーを出して特別なイベントに招待するなど顧客との深いエンゲージメントを実現いたします。

バッジ付与例

店舗Aを
10回以上利用
商品Bを
5個以上購入
ビジョンページを
1回以上閲覧

店舗A常連
バッジ獲得

商品B愛用者
バッジ獲得

ビジョン理解者
バッジ獲得

オファーのマイページ表示例

オファーのマイページ画面

04

Assessment

施策の有効性を確認する

現状を把握し、
状況変化の要因を分析する

企業が行う施策が顧客のブランド理解度の向上にどれぐらい寄与しているか、また結果として売上向上につながっているか、その把握によって、さらに改善、改良を加えることでよりいい施策が実行できるようになります。

Synergy!BCSでは、ダッシュボード機能を利用することで、顧客全体のブランド理解の状況、売上増減との関係やその他の定常的に確認したい顧客の状況などを可視化できます。また、特別に見たい指標をカスタマイズできるBIなどで、現状や状況変化を一目で把握でき、新たな一手を打つための気づきを与えます。

ダッシュボード画面

ダッシュボード画面

05

Discovery

良い顧客を定義して見つける

企業にとっての
良い顧客を見つけ、育てる

企業にとっての良い顧客は、購入額が多い、来店回数が多い顧客だとは限りません。ブランドを理解、信頼してくれており、企業もその顧客を信頼している。相互に信頼しあえる関係である顧客こそが企業にとって良い顧客と言えます。

Synergy!BCSでは、企業にとって良い顧客を定義し、Look-alike 機能を使って、その顧客と類似した行動傾向にある「良いお客様候補」を見つけることができます。また、さらに行動傾向の要因を分析することで、新たな良い顧客候補を育てるためのコミュニケーションを行うことが可能になります。

良い顧客モデルを定義

お客様ProductLifestyleVisionTotal
Aさま10pt12pt8pt30pt
Bさま12pt7pt3pt22pt
Cさま15pt3pt0pt18pt
Dさま0pt0pt30pt30pt
Eさま8pt0pt8pt16pt

良い顧客になりそうな顧客を見つける

お客様ProductLifestyleVisionTotal
Aさま10pt12pt8pt30pt
Bさま12pt7pt3pt22pt
Cさま15pt3pt0pt18pt
Dさま0pt0pt30pt30pt
Eさま8pt0pt8pt16pt

FAQ

Q.01

どうして、ブランドへの「理解」が重要なのでしょうか?

ブランド力の源泉は時代とともに移り行くものと考えます。品質に対する「安心」、所有する、関係することへの「憧れ」、近年はモノからコトへと表現されるように「共感」が重要になってきています。さらに、ブランドが体現する商品、その背景とも言えるライフスタイルのみならず、ブランドの母体である企業のビジョン・価値観が「信頼」に値するか問われるようになってきています。ブランド力の根源ともいえるこの「信頼」を得るためには、ブランドを「理解」してもらうことが重要であると考えています。
Q.02

コンテンツはどのように準備したら良いでしょうか

「売らんかな」ではないコンテンツが必要です。「プロダクト」カテゴリではこだわりの点や他にない特徴、「ライフスタイル」ではブランドの世界観や価値観を伝えられる内容、「ビジョン」ではブランドの姿勢、企業の目指す世界といった、お客様に共感いただきたいポイントを盛り込みましょう。「販売促進のためのコンテンツは多く作ってきたが、そのようなノウハウがない」「ライティングする人手が足りない」といった点でお困りでしたら、コンサルティングや制作で支援させていただくことも可能ですのでご相談ください。
Q.03

プロダクト、ライフスタイル、ビジョンというカテゴリについて、自社製品やコンテンツごとに配点を決めるとのことですが、どのように決めたら良いですか?

配点については個社ごとにルールを自由に定めることになっており、特定の決まりがあるわけではございません。
スコア対象となるプロダクトやコンテンツを「戦略商品」「戦略記事」としてお選びいただき、配点をお決めいただくことになります。まずは仮説で構いませんのでお決めいただき、半年間など一定期間運用した後、実際のスコアの状況を分析して、配点ルールの最適化を行うことをお勧めいたします。初期のスコア配点ルール設定、一定期間運用後の最適化共に、コンサルティングにて支援させていただくことも可能です。お気軽にご相談ください。
Q.04

EC専業ですが使えますか?

はい、お使いいただけます。
オフラインとオンラインともにデータが会員IDに紐付いていて、コミュニケーションにおけるOMO(Online Merges with Offline)が実現することが本サービスのメリットではございますが、オンラインにてデータが会員IDと紐付いている形で取得可能な状態であれば、十分にメリットをご提供できると考えております。
Q.05

自社ブランドではなく、仕入れ販売がメインですが使えますか?

申し訳ありませんが、あまりご期待に沿えない可能性がございます。
ブランディングと販売促進の両面への投資としてご検討いただくサービスと想定しておりますが、販売促進の面からのみであれば、費用対効果が合わない可能性がございます。
Q.06

必要なデータはどのようなものですか?

すべて会員IDに紐付くという条件のもとで、以下の様なデータとなります。
  • 会員情報(メールアドレス、お名前など属性情報)
  • 購買情報(商品、個数、金額、日付、店舗といった購買明細情報)
  • Web閲覧ログ(本サービスが提供するトラッキングタグをWebサイトに設置いただきます)
  • イベント参加者データ(メールアドレス、お名前、イベント名、開催日など)
  • SNS情報(会員の同意を得て、本サービスに統合いただきますと、各種SNSにて連携可能なデータを取得し、
    顧客理解のために活用することができます)
Q.07

「良いお客様」はどのようにして決めたら良いでしょうか?

店頭販売の現場で、よくご来店されお買い物いただいている、例えばお顔とお名前が一致するようなお客様がいらっしゃると思います。オフラインでの「良いお客様」選定については、その様なお客様をピックアップいただくことになります。オンラインの「良いお客様」選定については、登録期間や購買状況(頻度やLTV)、レビューの回数やアンケート回答回数といった指標で定めることになります。「良いお客様」選定は正解データの決定という重要なプロセスですので、初期導入時のコンサルティングをご検討いただくことをお勧めします。

Contact

製品やサービス、会社についてのお問い合わせ、
および資料ダウンロードは、
以下にて受け付けております。

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About

CRM x Branding x Technology

No.1 の国産 CRM システムを提供して 20 年の
「シナジーマーケティング株式会社」の CRM
創業 300 年を超える日本有数のものづくり企業
「株式会社中川政七商店」のブランディング
世界有数のITエンジニア輩出国インドの
エンジニア集団「VeBuIn 株式会社」のテクノロジー
それぞれの分野のエキスパート3社が
タッグを組み、
これまでに培ったノウハウを
惜しみなく出しあうことで、
本当に必要とされる
ブランドコミュニケーションシステムを
創り出しました。
CRM Branding Technology
MONJUとは、「三人寄れば文殊の知恵」という
ことわざにもある文殊菩薩
(インド由来の智慧を司る仏)から着想しました。
また、文殊菩薩の日本における霊地は、
大阪と奈良の県境にある葛城山となっています。
大阪のシナジーマーケティング、
奈良の中川政七商店、
インドのVeBuInが3社で
知恵を絞ってシステムをつくり、
顧客と共に価値あるサービスにしていきます。
シナジーマーケティング

シナジーマーケティング

“人と企業が、惹かれ合う世の中へ。”をビジョンに、CRM関連のクラウドサービス「Synergy!」の提供および企業へのデジタルマーケティング支援を行い、数多くの企業のCRMを支える

中川政七商店

中川政七商店

1716年に麻織物で創業した奈良の老舗。現在は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ、日本の工芸をベースにした生活雑貨の製造小売業を展開する他、業界特化型の経営コンサルティングも実施

VebuIn

VeBuIn

日本とインドに拠点を持ち、“日本品質”のシステム開発とインド国内の開発ネットワークで最新技術を駆使したシステム開発により、企業のDX支援を行うグローバル企業

MONJU INC.

株式会社 MONJU
大阪府大阪市北区堂島1-6-20
堂島アバンザ21F
info@monju-inc.jp

代表取締役
田代 正雄
取締役
中川 淳
取締役
シャー・バビック